収納グッズを買う前に!“減らす”から始める整理整頓の基本

「片付けよう」と思った瞬間、ついおしゃれな収納ボックスやケースを探してしまう…そんな経験はありませんか?

でも、片付けの本当のスタートラインは、収納グッズを買うことではなく、“減らす”ことです。

まず物の量を整えれば、家の中の動線もスッキリして、自然と使いやすくなります。

ここでは、初心者でもできる「減らす整理整頓の基本」を、ステップごとに詳しくご紹介します。

1. まずは全部出して“見える化”する

出すことで「持ちすぎ」が見えてくる

引き出しの中に何が入っているか、すぐに答えられますか?

人は、見えていないものを「ない」と感じ、同じものを買い足してしまう傾向があります。

いったん全てをテーブルや床に出して、「これだけ持っていたんだ」と実感することが、整理の第一歩です。

カテゴリ別に並べると量の偏りが分かる

例えば、ボールペンが10本、タオルが20枚、トートバッグが5つなど。

「こんなにあるのに、実際に使っているのは2〜3個だけ」だと気づくはずです。

カテゴリを分けることで、必要・不要の判断がしやすくなります。

感情より“データ”で判断する準備

出したものを使っている頻度ごとにラベルをつけておきましょう。

・緑=毎日使う
・黄=月1回程度
・グレー=半年以上使っていない
色で分類するだけで、感情に流されにくくなり、客観的に判断できます。

2. 減らす基準を決める:5つの質問で迷いを整理

① 最後に使ったのはいつ?

1年以上使っていないものは、今後も出番が少ない可能性が高いです。

「いつか使うかも」は、実際には“ほとんど使わない”。

期限を区切って考えると、自然と決断しやすくなります。

② どこで使う?置き場所を思い描ける?

使う場所が明確でない物は、収納しても“迷子”になります。

「ここに置く」と具体的にイメージできないものは、手放し候補です。

③ 似たものはない?

同じ用途の物が複数あるなら、お気に入りだけ残すのがポイント。

例えば、マグカップやエコバッグは“1軍”だけを残し、残りは手放す勇気を持ちましょう。

④ 見ると気持ちが前向きになる?

見るたびに「失敗したな」「高かったのに」と感じるものは、あなたを少しずつ疲れさせます。

思い出に「ありがとう」を伝え、気持ちよく送り出しましょう。

⑤ 未来の暮らしに必要?

「過去の私」に合わせた物ではなく、「これからの私」に必要な物を選ぶ。

“未来軸”で考えると、本当に必要なものが見えてきます。

3. 仕分けのコツ:4ボックス法でスッキリ判断

迷ったら“保留”でOK

いきなり全部決めるのは難しいですよね。そんなときは4ボックス法を試してみましょう。

  • 残す:今すぐ使う、好き、役に立つ
  • 手放す:使っていない、壊れている、重複している
  • 保留:決めきれない物(封筒に「見直し日」を記入)
  • 処理中:修理・返却・洗濯が必要な物

時間を区切ると集中力が上がります。

タイマー15分→5分休憩を繰り返し、テンポよく判断していきましょう。

4. 手放すときの心の整え方

写真で残して記録する

思い出の詰まった物は、手放す前に写真を撮ることで「記憶を保存」できます。

スマホのアルバムを「思い出ボックス」にして、いつでも振り返れるようにしておくと安心です。

ありがとうノートをつくる

感謝の言葉を一行添えるだけで、心の中の整理もスムーズに。

“ありがとう”を言葉にすることで、手放す行為が前向きなものに変わります。

手放す先を具体的に決める

「リサイクル」「寄付」「譲る」など、行き先を先に決めておくと実行しやすくなります。

フリマアプリを使うなら1週間以内に出品、寄付なら箱にまとめて回収日をカレンダーに書いておくと◎。

5. 残す物に“住所”をつける

使う場所のすぐそばに置く

キッチンツールはコンロ横、ハサミは文具の引き出しに、郵便物は玄関横に。

“使う動線”の近くに置くと、自然と片付けがラクになります。

ワンアクション収納が続けやすい

箱やフタを重ねると「出す→戻す」に手間がかかり、片付けが続きません。

1アクションで出し入れできる収納を意識すると、自然と整った状態が保てます。

家族と共有する仕組み

家族にも分かりやすいよう、ラベルをつけたり、写真で“完成の姿”を貼っておくと◎。

子どもでもすぐ分かる収納は、片付けを「家族全員の習慣」にできます。

6. 減らした後の維持習慣

1日3分の「戻すだけリセット」

夜寝る前の3分で、テーブルやキッチンカウンターの上を空にするだけ。

これを毎日の習慣にすれば、散らかりが積み重なることがなくなります。

1in-1outルールでキープ

新しい服や雑貨を迎えるときは、同じジャンルを1つ手放す。

このルールを意識するだけで、物の総量が一定に保たれます。

「見直しデー」を月1で

毎月1日や週末など、日にちを決めて“見直しタイム”を設定。

季節ごとに使わなくなったものをチェックして、リセットしていきましょう。

7. よくある失敗とその対策

収納グッズを先に買ってしまう

まだ減らしていない段階でグッズを買うと、サイズが合わず結局増えてしまいます。

「減らす→残量を測る→必要なら買う」の順番を守るのが鉄則です。

見た目だけにこだわる

SNSのような収納を目指すと、実用性を犠牲にしてしまうことも。

“きれい”よりも“使いやすい”を優先すると、長く続きます。

家族が片付けてくれない

「片付けて!」ではなく「ここに入れてね」と具体的に伝えましょう。

視覚的な工夫(ラベル・色分け・写真表示)を取り入れると、家族も自然と協力してくれます。

8. 初心者は「3か所」から始めよう

テーブル・キッチンカウンター・玄関

毎日目に入る場所こそ、達成感を感じやすい場所。

まずはこの3つを“何もない面”に戻すことから始めましょう。

「片付いた!」という実感がやる気を引き出してくれます。

まとめ:収納グッズより大切なのは「物の総量を整えること」

どんなに素敵な収納グッズを使っても、物が多ければスッキリは長続きしません。

「出す→分ける→減らす→住所を決める→戻すだけ」を習慣にすれば、収納に頼らなくても整う家が作れます。

さあ、まずは小さな引き出し1つから、“減らす整理”を始めてみましょう。

それが、ラクで心地いい暮らしへの第一歩です。